*上の写真はすべて弊社の採石場で採取した岩石(または砂利)です。
写真の色によって印象が違いますがすべて同じ花崗岩です。
お問い合わせをいただくときに、多いのが
”御影石ありますか?花崗岩てなんですか?”
”白御影の砂利ありますか?”
”白州砂利ってなんですか?”
と、いうお問い合わせです。
主に造園関係のかたや、ガーデンニングをしたい方、エクステリア業者さまからいただく質問です。
結論から言うと、同じです。
ざっくりいうと、同じものなのに業界によって呼び名が違っているのです。
石材屋さんなどは、xx砂利、xx石 という言い方をすることが多く、
弊社のほうな採石業者はxx岩というような言い方をします。
サイズに関しても、C40-0とか、○○号とか、粗目とか、言い方がいろいろあります。
採石業に関していえば、”採石法”というのにのっとり、その中に定義されている岩石
(花崗岩、閃緑岩、斑レイ岩、橄欖岩、などなど・・・)が20種類以上あり、それらの岩盤のところで採石をして、
そこで人工的に、岩を砕いたりふるったりして製品を作っているのです。
採取していい岩盤の種類は決まっているのですね。
以下、花崗岩についてまとめてみました。↓
御影石=神戸市にある御影という地域が名前の由来です。産地名が由来なんですね。石材としての呼び名で、原材料は花崗岩です。
花崗岩=地質学用語での花崗岩
=花崗岩は火成岩の深成岩に属する岩石で、構成しているのは石英や斜長石、カリ長石、白雲母、黒雲母、普通角閃石など様々な鉱物で、プラス微量の鉄も含まれています。アカデミックな言い方なのですね。
白御影=一般的な花崗岩と考えて(白っぽい色)問題ないと思います。
黒御影、というものもあるので区別して白御影という言い方をしているのでしょう。
実際の黒御影というのは斑レイ岩のことを言うそうです。
白州砂利=弊社の所在地が山梨県北杜市白州町にあるために地元の方は”白州砂利”と呼んでいます。
弊社の周辺は花崗岩の岩盤なので、古くから花崗岩はいろいろなことに利用されていたようです。
弊社の近くを流れている尾白川の石は古くから明治神宮に奉納されていたそうです。
みんなが飲んでいる、南アルプスの天然水や、いろはすなども白州の花崗岩の中を通ってろ過されたおいしいお水なのです。
以上を踏まえると、
花崗岩=御影石(白御影石)
といえると思います。
弊社の製品も御影石の砂利といえます。
*弊社の製品は風化花崗岩といい、自然に風化し、もろくなった花崗岩を原料としているので、本来硬いはずの花崗岩がぼろぼろとこなれやすくなっています。